兵庫県は、県民や企業からの募金で基金を作り、県内に風力や太陽光などの発電施設を整備する「グリーンエネルギーファンド(基金)」構想の検討を始めた。
地球温暖化を防ぐ具体策の一つで、すでに風力発電所設置に向けた調査を開始。行政がコーディネーターとなって新エネルギーを導入する計画は、神戸市が市民の出資による太陽光発電所設置に取り組んでいるが、都道府県レベルでは初めてだ。
同県は今年6月、神戸、尼崎、姫路市など県内主要市や学識経験者、消費者団体、電力会社などに呼びかけて「グリーンエネルギー導入促進方策検討委員会」を設置。資金調達の方策を検討した結果、同基金の設立構想を固めた。構想では、基金運営はNGO(非政府組織)などの民間団体に委託。資金は、県民や県内企業から募る。具体的な事業は集まった基金の規模によって最終的に決定されるが、県は発電装置の設置場所などを提供することにしている。電力は設置した施設で使うほか余剰分を電力会社に買い取ってもらい、基金の運営資金に充てることを検討している。
なお、原子力発電もクリーンエネルギーと呼ぶことがあるため、これと区別するために「グリーン」の名称にしたということだ。県民の参加を促す方法など細部は今後、同委員会で詰めていく予定。運用が軌道に乗れば、募金に応じた人たちを新エネルギー学習ツアーに招待するなどの案も出ているということだ。
(参考資料:10月5日付 毎日新聞ニュース速報)
(文責:編集部 立山裕二) (エコロジーシンフォニー2000年10/10)
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