NASA、「飛行機雲が地球温暖化を加速」と発表 |
| |
青空に映える飛行機雲が地球温暖化を加速している。米航空宇宙局(NASA)は27日、過去20年間の北米の気温上昇の主な原因は旅客機だった、という研究結果を発表した。「化石燃料の消費増に伴う二酸化炭素の増加が温暖化の元凶」とみる環境保護団体などの反発も招きそうだ。
NASAラングレー研究センターのチームは、75〜94年の米国上空の天候や雲の観測データを分析。航空機の増加と比例して、巻雲(絹雲)の量が増えていたことを突き止めた。
ジェットエンジンの排気中の水蒸気が凍ると飛行機雲ができ、時間とともに上空に広がって巻雲になることがある。巻雲は地表を温める太陽光を通す一方で、地表からの熱の放射は遮る「温室効果」があるという。
計算の結果、巻雲の増加によって引き起こされる気温上昇は10年で0.2〜0.3度と推定された。問題の20年間に米国では平均気温が約0.3度上昇しており、ほとんどが飛行機雲による巻雲の温室効果で説明できるという。
研究チームは「飛行機雲の温室効果は二酸化炭素などの効果に加算される。温暖化シナリオに組み込んで考えるべきだ」と主張している。
資料:4/28 朝日新聞ニュース速報
(文責:編集部 立山 原田)(エコロジーシンフォニー2004年5/10)
|
|