労働安全衛生リスクアセスメント

 ここでは「労働安全衛生リスクアセスメントワークシート」を用いて、適用範囲の中にあるすべての労働安全衛生リスクを抽出し、許容リスク基準を超えたものにはリスク管理策を講じて管理する手法を提供します。このリスクアセメントのプロセスは、次のようになります。

適用範囲に存在する場所(活動が行われるすべての場所)とプロセス(活動)を漏れなく書き出す → その中にありうる危険源をすべて洗い出す → そのリスクの見積り(評価)をし許容可能かどうかを決定する → 許容できないリスクについてはリスク管理策を講じる → その結果として許容可能なレベルに収まることを確認する
 なお、リスク管理策については、このウェブページでは取り扱いません。

リスクアセスメント手順

 このウェブページから労働安全衛生リスクアセスメントワークシートをダウンロードします。ここをクリックするだけで「労働安全衛生リスクアセスメントワークシート」を取り出すことが出来ます。
(注)ダウンロードは無料でできますが、労働安全衛生リスクアセスメントワークシートの著作権はアイソ・ワールドが保有しています。コンサルティングやセミナーなど対外的な提供には使用できません(改変しての使用もできません)。労働安全衛生マネジメントシステムを構築しようとする会社が自社内で利用する目的に限って、ダウンロードし使用することを認めています。
 この労働安全衛生リスクアセスメントワークシートはエクセル(Excel)の表形式になっています。ファイル名はassess.lxsです。これを使うのにはExcelが必要です。

 この労働安全衛生リスクアセスメントワークシートを使用してのリスクアセスメント手順は、このワークシートの下段に概要を記載してあります。それを参照ください。

(1)まずは適用範囲を漏れなくカバーしながら、その中にある場所(活動が行われるすべての場所)とプロセス(活動)を〔大分類〕欄に書き出します。漏れなく書き出すために、敷地の状態や部署・施設の配置などが分かる全社レイアウト図、すべての業務の流れが分かるフロー図(QC工程図)を用意し、消し込み(塗りつぶし)ながらリストアップすることです。活動(業務)が社内だけではなく社外でも行われている場合は、それも忘れないようにしてください。

(2)次に〔大分類〕の中にある設備・材料・道具・製品・作業・動作などを漏れなく書き出し、〔中分類〕に記載します。

(3)さらに〔中分類〕の中にある「危険の内容」を洗い出し、危険源を特定します。このようにカテゴリー(分類)分けし、枝分かれの細目に相当する「危険源」を段階を追って絞り出します。抽出した危険源の数は、会社の規模、事業(業務)の性質、プロセス・設備の多さ・複雑さ・難しさにもよりますが、数十から数千にも及ぶでしょう。

(4)それぞれの危険源(または危険の内容)は、誰が危害を被るのか対象者も出しておきます。

(5)定常時のみならず、非定常時のことも忘れずに調査してください。

(6)次に危険源の性質を明らかにします。この欄の項目には代表的なものを掲げていますが、すべてを網羅したものではありませんので、各社の事情によって足りない項目があれば付け足すか、不要な項目があれば削除してください。

(7)次にそれぞれのリスクの見積り(評価)をし、評点を付けます。この評価と評点の付け方は次の表によります。
リ ス ク 評 価 基 準
評点(注)存在の多さ(密度)発生の可能性(確率)危害の深刻さ(重大性)
(注)
5(10)常時または毎日その危険源に曝される
毎回10人がその危険源に接する機会がある
過去にその危険源による危害の経験がある
または頻繁に「ひやり」「はっと」している
死亡に至るか、社会復帰が困難な障害が残る
危害が拡大・感染しやすい、または蓄積効果がある
3(6)1ヶ月に1回程度はその危険源に遭遇する
毎回1人がその危険源に接する機会がある
同業他社で危害を被った事例がある
または「ひやり」「はっと」した経験が過去にある
1週間以上の休業障害に至るか、回復しても機能障害が残る
危害の拡大・感染の恐れは少ない、または短期間蓄積する
1(2)その危険源に遭遇するのは1回/年以下である
その危険源に接する者は極めて限定的である
危害が生じた事例は過去にない
または「ひやり」はっと」した事例は過去にない
簡単な手当てで回復し、そのまま業務を続行することができる
危害は拡大・感染せず極めて限定的で、その場限りである
(注)「危害の深刻さ(重大性)」には( )の中の評点を適用します。

 リスクの程度によって、評点はこれらの中間点である2(4)と4(8)を採用しても構いません。

(8)リスクの許容基準を定めます。「存在の多さ(密度)」が1、「発生の可能性(確率)」が1でも、「危害の深刻さ(重大性)」が10では許容できないと判断し、許容基準は10とするのがひとつの考え方です。

(9)許容基準を超えたリスクおよび「要求事項があるもの」は、リスク管理が必要だと決定します。それに対してリスク管理策を計画し、その結果としてのリスクを再評価してください。リスク管理策によって許容基準以下に収まるようにする必要があります。

リスクアセスメント結果の点検

 希望される場合には、このリスクアセスメントの結果は無料で点検し、必要なコメントを提供いたします。電子メールに「すべての調査結果」をファイル添付し、アイソ・ワールド株式会社までお送りください。ただし、労働安全衛生マネジメントシステムを構築し、認証取得する意思が確かにある会社に限定させていただきます。
 提供したコメントは認証取得を保証するものではありません。また、コメントがどのような結果をもたらしてもアイソ・ワールド株式会社では責任を負いかねます。予めご了承ください。


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