このページはISO9000に関するケーススタディを掲げます


品質計画と工程管理における「製造、据付け及び付帯サービスの工程を…計画すること」は重複しますか? ほか

 品質計画&工程管理についての質問です。
 品質計画について、このケーススタディを読んで一応理解しているつもりなので、次のとおりシステムを築きたいと思っています。

○4.2.3の品質計画の中に、b)要求品質を達成するのに必要と考えられるすべての管理手段…とあるが、当社はこれを明確にするものとしてQC工程図を作成する。なお、QC工程図には適用する作業標準、検査規格が引用できる形とし、これによってc)からh)までのほとんどを満足させられるものと思われる。

○品質計画書は、このQC工程図と品質システムがその業務に対して有効であることを確認する品質保証体系図とする。

 このとき、4.9の工程管理には「品質に直接影響する製造、据付け及び付帯サービスの工程を明確にし、計画すること」とありますが、この計画は、品質計画で計画する内容と同じことを言っているのでしょうか。品質計画でQC工程図を作成するまで計画すると、あとは、それを実行し、維持管理するのみになると思うのですが…

 品質計画はその請負業務(プロジェクト)を遂行するに当たって、満たすべきことをどのように満たしていくべきかを企画することですから、その中には工程管理で計画することも含まれます(重複します)。
 もしQC工程図に工程管理で計画することも含まれているようであれば、「品質計画書」でQC工程図を参照できる形にしておけば十分です。

 道路舗装の専業サブコンで、工事及び舗装材の製造販売をしています。
 当社では、工事件数が多いので、現場の工事事務所で年次の品質計画書(全工事共通)を作成し、工事毎には「施工計画書」というものを作成していましたが、ある審査員から「『施工計画書』ではだめです。工事ごとに品質計画書が必要です。」と言われました。施工計画書は工事毎の品質計画書ですと言ってもだめでした。内容は満足しているつもりなんですが。
「施工計画書=個別品質計画書です」とQMか2次文書で規定してもダメなんでしょうか?

 言葉にとらわれてはダメです。言葉が意味するところは各社各様ですから、言葉だけで判断できません。その言葉が意味する中味を理解して、判断できるわけです。
 ごく常識的にとらえると、「施工計画書」が品質計画書に相当する場合が多いようです(品質計画書として完璧かどうかは何とも言えませんが)。
 その審査員が「『施工計画書』ではだめです。工事ごとに品質計画書が必要です」と言う根拠は曖昧です。言葉で判断するのは無意味です。その審査員の指摘の妥当性を確かめる必要があるでしょう。


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