このページはISO9000に関するケーススタディを掲げます
ISO9002の認証取得を目指して活動している地方の建設付帯設備(空気調和設備・給排水衛生設備等)の業者です。
品質記録の管理についてですが、当社では記録の様式が現在の段階で180ほどあります。これらのうち記録となったものは、1種類の記録様式につき1冊のファイルを用意しなければならないのでしょうか。例えば、営業部において、契約内容の確認に関する記録を1冊のファイルのなかで、見出しラベルを貼りつけて、容易に取出せるようにしておくといった方法では、だめでしょうか。
品質記録が180種類もあるのは、ずいぶん多いな、という感じですが、業種・業界によっても違うのかも知れません。
それはともかく、品質記録をどのようにファイリングするかは自由ですが、大きく分けると、おっしゃるように「契約内容の確認に関する記録」ばかりを集める方法と、受注案件(プロジェクト)ごとに完成図書的な一件ファイルにする方法があるでしょう。
どちらでも構わないわけですが、重要なことは、必要な品質記録が誰でも容易にすぐに取り出せるようにすることです。そのために、見出しラベルを貼るなり、引き出し情報(参照情報)を品質記録に書いておくようにするなり、工夫をすることです。
(A)試しに、ここ1年間に請け負った仕事の中からランダムに3件ほど受注案件を指定して、それに関する一連の品質記録(180種類のうち関係するもの全て)がホイホイと出てくるか、テストしてみてください。
さらに、それらの品質記録の中で他の品質記録を呼び出して(参照して)いる場合があれば、それが容易に引き出せるかも調べてみてください。
(B)さらに別のテストでは、最近1年間の受入検査不良やクレーム情報など、受注案件(プロジェクト)ごとではなく品質記録の種類ごとに整理して取り出せるか試してみてください。
受注案件(プロジェクト)ごとに品質記録をまとめると(A)は容易にできるでしょうが、(B)は難儀します。品質記録の種類ごとにファイルすると、逆になります。
(A)にすべきものと(B)にすべきものに分けておくと、良いかも知れません。