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NTN 環境行動レポート 2005 表紙の画像
●NTN


「環境行動レポート 2005」

機械の軸受け(ベアリング)やジョイントを製造する同社。一般的に社会性報告を増やす傾向にある中、環境への取り組み・報告を実直に行なっている。レポートは「環境マネジメント」と「環境保全活動」から成り、写真を多用するなど読みやすさへの工夫が感じられる。2004年度は国内・海外別の環境目標13項目中11項目を達成。現在「設計がすべてを決める」をスローガンに、総合技術センターを新設中。次世代環境エネルギー商品を世界に発信するマザー工場となる予定で、工場自体が免震、自然エネルギー、エコ空調など環境機器の実証実験の場になっている。
37ページ、2005年6月発行

http://www.ntn.co.jp/kankyou/index.html



関西ペイント 環境報告書 2005 表紙の画像
●関西ペイント

「環境報告書2005」

自動車や工業用・建築用塗料を扱う同社は、大正17年創業の塗料メーカー。報告書の副題は「環境・安全・健康への取り組み」で英語版も発行している。化学物質の開発から廃棄にいたる過程で、自主的な環境・安全・健康面の対策を行なう「レスポンシブル・ケア(RC)」の推進を図り、組織体制もRC委員会(委員長は社長)をトップに、PDCAサイクルが機能するようになっている。環境配慮商品の開発や、事業活動における環境負荷低減への取り組み、データ類の報告が充実している。社会面では労働・安全衛生への取り組みも紹介。専門的な内容ながら、カラフルで読みやすい一冊に仕上がっている。
50ページ、2005年6月発行

http://www.kansai.co.jp/



コニカミノルタ CSRレポート2005 表紙の画像
●コニカミノルタ

「コニカミノルタ CSRレポート2005」

イメージング領域の新しい感動創造を社会的使命とするグローバル企業、コニカミノルタ。2005年度をCSR元年と位置づけ、2004年にCSRを重視した経営の実践を開始した。レポートは主に「透明性を高めるための変革」「人と社会のコラボレーション」「地球に私たちができること」の3部から成る。世界に約3万人いるグループ社員を重視する姿勢が随所から伝わってくる。社会性/環境のハイライトでは、再資源化率100%を誇る「撮りっきりMiNi」のリサイクル作業に多くの知的障害者が携わっていること、透明・誠実・継続的な地域社会との対話が第1回PRTR大賞の受賞につながった事例を紹介。経営、社会、環境のバランスのとれた報告で、読みやすい一冊。今後のCSRの取り組みに注目していきたい。
53ページ、2005年8月発行

http://konicaminolta.jp



昭和電線グループ 環境報告書2005 表紙の画像


●昭和電線グループ

「環境報告書2005」

電線・ケーブルを主体事業とする同社は「ケーブルから部品・システム・サービスへ」をコンセプトに事業拡大に取り組む。タイトルは環境報告書となっているが、CSRの観点からグループの持続可能性を意識した内容で、会社概要、社会への取り組み(コンプライアンス体制の充実など)、環境への取り組み、環境データから成る。2004年度には、予定より一年前倒しで、全社規模のゼロエミッションを達成。今年は新たに中国生産拠点に対する環境管理支援についても盛り込んでいる。各グループ工場の環境目標、実績も明記している点が優れている。
34ページ、2005年7月発行

http://www.swcc.co.jp



大日本製薬 環境・社会報告書2005 表紙の画像


●大日本製薬

「環境・社会報告書2005」

5年目にして環境保全活動に社会活動(企業倫理、ステークホルダーとの関わり)報告も加えての発行。環境報告では、地球環境問題と地域環境問題の側面からとらえ、国内での影響と、自社の活動がそれらに及ぼす影響・対策をわかりやすく紹介。環境マネジメントシステムが適切に機能しているかを確認するため、年1回は自社で内部環境監査を実施している。社員教育にも熱心で環境啓発をはじめ、コンプライアンス・個人情報保護法についての教育義務などがある。社会面では1987年から、てんかんの予防と治療の研究を積極的に支援。字も大きく読みやすい一冊。
34ページ、2005年8月発行

http://www.dainippon-pharm.co.jp



田辺製薬 環境・社会活動報告書2005 表紙の画像


●田辺製薬

「環境・社会活動報告書2005」

セピアがかったノートに、ぎっしりと書き込まれた化学式が印象的な表紙の田辺製薬の報告書。「医薬品を通じ、健康で豊かなくらしを願う世界の人々に貢献する」という経営理念のもと、事業活動を展開している。今回のレポートでは「ステークホルダーリレーションシップ」と題し、治療薬の開発、生命倫理、環境活動、従業員教育、情報開示という各テーマのもと同社の考え方を述べ、それに対してステークホルダーが期待することという構成から成り立っているのが特徴だ。環境報告は充実した内容となっており、同社の真摯な姿勢が見てとれる。
34ページ、2005年7月発行

http://www.tanabe.co.jp/kaishajoho/kankyou/



中部電力 地球環境年報2005 表紙の画像


●中部電力

「地球環境年報2005」

今回で12回目の発行。内容は、環境・社会・経済の報告に加え、社外評価なども入っている。環境面は、2004年4月に発表した理念とビジョンからなる「中部電力グループ環境宣言」に基づいた報告を行っている。環境アクションプランは、中期、長期も提示。会社として真摯に取り組んでいるのが伝わってくる。社外評価では、社外有識者から社長が聞く懇話会をはじめ、ステークホルダーミーティング、学生エコモニター制度、消費生活アドバイザー・コンサルタント等との対話を実施し、コミュニケーションへの取り組みの熱心さがうかがえる。内容は多岐にわたり、読み応えがある。文章は報告書初心者にもわかりやすい表現となっている。はがきでのアンケートつき。
95ページ、2005年6月発行

http://www.chuden.co.jp



東邦ガス 環境レポート2005 表紙の画像


●東邦ガス

「環境レポート2005」

第11回目の発行の今年は、関係会社、協力会社の取り組みを明示し、グループの視点を入れての報告。「特集」では、燃料電池自動車の水素供給施設である水素ステーションに関する最先端の取り組みをわかりやすく紹介。「愛・地球博」への出展紹介も興味深い。読み手の立場に立った環境レポートにするため、従来の環境報告に、お客様、地域社会、社員の各ステークホルダーとのコミュニケーション報告をプラス。さらにコンプライアンス等の社会報告も盛り込み、CSRを意識した情報開示の姿勢がうかがえる。2004年度版の「読者の声」を反映して発行前にステークホルダーミーティングを開催するなど、第三者意見を重視している。エネルギー事情に関心がある人には、テキストとしても最適の一冊にまとまっている。
54ページ、2005年8月発行

http://www.tohogas.co.jp



ニチレイ ニチレイグループ社会環境報告書2005 表紙の画像


●ニチレイ

「ニチレイグループ社会環境報告書2005」

各ステークホルダーへの社会的責任の報告を増やし、名称も「社会環境報告書」と変更しての発行。企業経営理念に加えて新たに“「おいしさ」と「新鮮」をネットワークする”というブランドステートメントを制定した同社は、2004年度を“CSR元年”と位置づけ、独自の「6つの責任」の明確化、取り組みの具体化などCSR経営の実現に向けて着実に取り組んでいる。消費者として気になる素材の品質管理体制の強化はもちろんのこと、お客様センター機能の改善や、従業員のやりがいの向上などにも熱心に取り組んでいる。各報告・ページの最後に「今後の取り組み」欄を設け、常に一歩先を考慮している姿勢を明示、安心感を与えてくれる。生成り色の誌面が目に優しく、全体的に優しい印象を受ける報告書。
47ページ、2005年6月発行

http://www.nichirei.co.jp/corpo/env/index.html



日東電工 日東電工グループ CSR報告書2005 表紙の画像


●日東電工

「日東電工グループ CSR報告書2005」

工業用材料、電子材料、機能材料を製造する同グループは、日本、東アジア、南アジア、米国、ヨーロッパの113社で事業を展開中。2005年度を「CSR元年」と定め2007年度には質の伴った成長、社会的責任を果たす「グローバル・エクセレント・カンパニー」と認められることを目指す。海外の特集記事では、研究開発・環境安全・品質・調達の4部門合同で開催した技術部門グローバル会議を紹介。社会面では各ステークホルダーとのかかわりを報告。環境面は、対象範囲を拡大しての報告で、詳細情報はWebにて9月から報告予定。「オープン・フェア・ベスト」が原点の同社の今後の取り組みに注目したい。
40ぺージ、2005年6月発行

http://www.nitto.co.jp



日野自動車 環境・社会報告書2005 表紙の画像


●日野自動車

「環境・社会報告書2005」

人と物をつなぐ物流を支えるトラック・バス等を提供する同社。まず社長へのインタビュアーは、女優で国連開発計画(UNDP)の親善大使も務める紺野美沙子さんという設定が目を引く。表紙をはじめ各所にクレヨンタッチのイラストを加え、堅苦しさに遊びを加える工夫がなされている。特集は、20年以上の取り組みが結実したハイブリッドトラック・バスの開発、発展のストーリーで、同社の低燃費のバスづくりへのこだわりがうかがえる。環境面は「新商品開発」「生産・物流・販売」のそれぞれの段階について、さらに社会面の取り組みも、ビジョンとキーワードをあげて報告。巻末の14ページにわたるデータ集はピンク色のページで、読みやすい。報告書の内容を踏まえながらも「トラック・バスが私たちの生活にどのようにかかわっているか」をアピールしている。
58ページ、2005年7月発行

http://www.hino.co.jp/



三菱電工 社会・環境報告書2005(CSRレポート) 表紙の画像


●三菱重工

「社会・環境報告書2005(CSRレポート)」

明治3年の創業以来、発電、輸送・防衛、産業基盤、環境・社会分野で社会の進歩に貢献してきた同社は、国をステークホルダーの一つとするほど事業規模は巨大。今回、事前に2004年度版の報告書をもとに初のステークホルダーミーティングを開催し、多様な分野で活躍する7名からの意見を制作内容に反映させている。社長対談ではジャーナリストの幸田シャーミン氏が社長の意見を上手に聞きだしており興味深い。特集では、同社ならではの地球規模の地球温暖化への取り組みに加え、原子力の安全・安心への取り組み、防衛関連事業における社会的責任を取り上げる。労働・雇用に関するCSR課題・目標と実績や、各種ネガティブ情報の開示にも注目したい。盛りだくさんの内容だが、文字も大きく非常に読みやすい一冊。
58ページ、2005年7月発行

http://www.mhi.co.jp



村田製作所 村田製作所グループ CSR Report 2005 表紙の画像


●村田製作所

「村田製作所グループ CSR Report 2005」

電子部品メーカーという業態のため一般消費者にはなじみが薄いが、隠れた超優良企業である村田製作所(以下、ムラタ)初のCSRレポート。構成は、本レポートと別冊データ集の2本立てで、全体的にすっきりとまとまっており、読みやすい。本レポートのタイトルを昨年度の「社会環境報告書」から変更し、ムラタの事業活動における社会的責任は何かを幅広い視点からとらえ、報告している。巻頭の対談ページでは、社長がNPO法人フューチャー500理事長の木内氏と対談し、ムラタの持つ未来への責任について語っている。また特集ページでは、ムラタのCSRにとって重要なテーマを3つ取り上げており、活動を紹介すると同時に、ムラタが抱えている課題も明らかにしている。この課題が次年度以降どのように解決されていくのか期待したい。
42ページ(別冊データ集14ページ)、2004年7月発行

http://www.murata.co.jp/



YKKグループ 環境・社会報告書2005 表紙の画像


●YKKグループ

「環境・社会報告書2005」

暮らしの基盤である衣(ファスナー等)と、住(ビル建材等)の製品を、世界68カ国で製造・開発・営業する当グループ。提供する製品は、宇宙服から明石海峡大橋まで多岐にわたる。グローバル展開の際は、「現地主義」「品質至上主義」「世界的視野に立った環境問題対応」の3原則を貫いてきた。社会貢献に積極的で、教育や地域の活性化、国際交流のバックアップなど、さまざまな活動に取り組んでいる。24種も紹介されている活動には、水支援、奨学金制度、パソコンの寄付、地域医療支援などがあり興味深い。データ編も充実している。
42ページ、2005年7月発行

http://www.ykk.co.jp


        

(文責:編集部 村上暁子、原田)(エコロジーシンフォニー2005年9/21)




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