12月1日(月)

 グーテンダーク! モニカです。

 今日お話しするのは、エネルギーのこと。とってもおもしろい家を見せてもらってきたからわすれないうちに書いておくね。ディッシュさんっていう建築家のおじさんが建てて家族で住んでいる家にいってきたんだ。ディッシュさんは、フライブルクの町ではちょっとした有名人。ソーラー建築家としていろいろな活動をしているの。この家もソーラーハウスで「ヘリオトロープ」って呼ばれているんだよ。ちなみにヘリオトロープはギリシャ語で「太陽に向く」って意味なんだって。
 なにがおもしろいかというと、この家はまわるの。3階建てのまるい筒型の形をしていて、まんなかにある直径3メートルぐらいの柱を中心に回転するようになっているんだよ。外に向いている壁は、半分が断熱ガラス、もう半分は断熱性の壁になっているんだ。床から天井まである大きなガラスで、とても見晴らしがいいの。今は冬だからガラスの面が太陽の当たる方向にむけられているけど、夏は日差しが暑いから熱をさえぎる効果のある壁を太陽がわにむけるんだって。そのためにまわるんだね。頭いいなあ。それから屋根にはソーラー発電のパネルがついていて、これは家の向きとは関係なく動いて、太陽の向きに合わせて方向をかえることができるんだよ。使いきれない電気はエネルギー会社に売っているんだって。ソーラー発電で集められた熱エネルギーは床と天井の暖房に使われているんだよ。こうやってソーラーなどの「1つのエネルギー源」から電気と熱のように「たくさんのエネルギー」を取り出すしくみを「コジェネレーション」って言うんだよ。知ってた?このまえ、学校で習ったとこだったの。タイムリーだなあ!お部屋をあたためているのは、ガスや石油じゃなくて熱エネルギーなんだよ。モニカの家もソーラー発電はやっているよ。モニカの家のは動かないけど、熱が暖房に使われているのは同じ。ディッシュさんちにはそのほかにも、雨水を集めて洗濯につかったり、冷蔵庫に地下の冷たい空気を使ったり、いろんなものがあったんだよ。
 ディッシュさんはソーラーをできるだけ使った住宅団地も作っていて、そこにはもう人も住んでいるんだって。お友達のなかにそこに住んでいる子がいたら、今度探してみようっと。

 モニカの家の省エネ対策はね、もちろんさっき書いたように、ソーラー発電をしていることと、省エネランプを使っていること。省エネランプはインバーター式の蛍光ランプ。電球というよりはランプに近い形で、うす明りがとってもおしゃれなんだよ。本を読むときや勉強するときは机に電気スタンドがあるから、暗くてこまることはないの。この省エネランプはエネルギー会社がただでくばってくれているんだけど、もらえるのはそれぞれのおうちに1つずつだから、ママがお部屋のかずだけ電気屋さんで買ってきたの。そんなに高くないし、省エネだし、おまけにおしゃれだから、一石三鳥!もちろんお部屋から出るときはそのランプを消すようにしているし、エネルギーをむだにしちゃいけないって家族みんなが考えているんだよ。

 フライブルクではソーラー発電のパネルをいろんなところで見かけるよ。サッカー場の屋根にもついているし、パネルがついた工場もある。屋根にパネルがついている家もだんだん増えてきているよ。まえは原子力発電所がたくさんあったけど、今ではだいぶ少なくなっているんだって。ソーラーエネルギーだけで生活していけたら、原子力発電はいらないし、石油を使う量もぐっと減るよね。そんな日が来たらいいのになあ。みんなもそう思わない?


バックナンバーへ


もどる トップページへ すすむ