−もっと詳しく知りたい人のために− |
| 3月 | 春の訪れとともに山野ではツクシやタンポポなどの野草がたくさん出てくる。「春には苦み」といわれるが、冬場のなまった体を野草の苦み(アク)が目覚めさせてくれる。 |
| 4月 | 暖かくなるにつれ、畑では葉緑素たっぷりのニラやネギ、コマツナなどの野菜が勢ぞろいする。葉緑素は自然の造血剤。ヒトの体の新陳代謝を活性化する。 |
| 5月 | タケノコ、ワカメ、キノメで作る若竹煮は、山、里、海の芽ぶきを集めた季節の風物詩。タケノコはソラマメなどの豆腐とともに、夏に向かう体にとって良質のタンパク質。 |
| 6月 | 新じゃがや新タマネギが瑞々しい季節。ビワやサクランボ、モモなどの果物も出回る。高温多湿の梅雨時には、キュウリを使った酢の物も好まれる。 |
| 7月 | 食欲の落ちる夏場は、水分の多いウリ類がおいしい季節。ウリ類に含まれるペクチンが消化を助けて夏バテを防止する。 |
| 8月 | 高温で強い光の夏場に育つピーマンやオクラは、ビタミン豊富で貴重な栄養源。ただし摂り過ぎると逆に夏バテするので、油炒め、煮ものなどで火を通して食べるのがベター。 |
| 9月 | 日本人は月見の宴で、十五夜を芋名月、十三夜を豆名月・栗名月と呼び、サトイモやエダマメ、クリなど旬の作物を月に供えて収穫を喜んだ。ズイキも秋口の貴重な疲労回復野菜。 |
| 10月 | 体を温める作用の強い根菜類の収穫が増え、冬の寒さに備え始める。自然に成熟した芋や根菜、カボチャ、またカキやナシなどは糖分が多くコクがある。穀物も収穫の時。 |
| 11月 | 越冬態勢に入った野菜の中で、ネギも根を深く地下に伸ばして、白い部分の多い“根深ネギ”となる。緑の少ないこの時期に重宝なビタミン源。ミカンも出回り始める。 |
| 12月 | ダイコンがおいしくなる。米飯食には欠かせない消化剤。どんな料理にも使え、葉っぱから丸ごと食することができる。切り干しにして保存食にもなる万能野菜。 |
| 1月 | 正月のおせち料理に古くから盛りこまれてきた根菜類の煮〆めは、少量で栄養分を補う寒食。根菜類に豊富な食物繊維は、冬場の運動不足による便秘も予防する。 |
| 2月 | 鍋物になくてはならないシュンギク、ハクサイ。またコマツナ、ホウレンソウも冬場においしい青野菜だ。ダイコンやカブも漬物によい。塩分、圧力(漬物)、熱は体を温める。 |
| 3月 | 桃の節句は、貝の節句といわれるほど貝類がおいしい時期。ハマグリの吸物、アカガイやトリガイをのせたちらし寿司、酢の物など。近海もののタコも出回り始める。 |
| 4月 | マダイは産卵のため外洋から内海にもどってくる4月20日前後が旬。産卵が終わると“腐れタイ”と呼ばれて敬遠される。シラスの春漁も解禁になり、ジャコが出てくる。 |
| 5月 | 「目に青菜、山ほととぎす初がつお」、南の漁では3月頃から獲れるカツオ。初物好きは1日も早く手に入れたがるが、8月下旬から9月にかけての“落ちガツオ”も美味。 |
| 6月 | アジは日本中で1年中獲れるが、夏場が一番よい。身がしまっている。塩や酢で〆めるのは保存のため。旬のアユも、酢味で食べる。 |
| 7月 | ハモが産卵期で脂がのってくる。関西では夏祭りに欠かせない。皮も焼いて、キュウリと酢の物にする。活動期のアナゴもよい。アワビの身は、雄貝より、雌貝が柔らかい。 |
| 8月 | 旬のスズキは大きさによって“セイゴ”“フッコ”と名を変える出世魚。60cm以上で“スズキ”となりウマ味を増す。洗いで食べると美味。 |
| 9月 | 秋になって、夏ヤセで消耗した体を回復するかのように、魚にも脂肪分が増してくる。食欲が進む季節だが、消化器はまだ十分回復していないので食べ過ぎに注意。 |
| 10月 | 実りの秋は、サバやサンマの脂が最高にのって、うま味も栄養も豊富な時期。“秋サバは嫁に食わすな”という言葉もあるくらいだ。サンマは11月を越すと極端にやせてしまう。 |
| 11月 | カキやカニ、サケなど冬場の旬の魚介類が獲れ始める。寒い時期のものは、脂肪分が多くて身がしまり、鍋物にも適する。冷凍していないものは淡泊な甘味と香りがある。 |
| 12月 | 干物やカマボコで知られるタラも、冬場の旬に新鮮なものを食べると大変においしい。冬至の頃のナマコも「冬至ナマコ」と呼ばれ、珍重されている。 |
| 1月 | 産卵にそなえて南に下ってくる“親ブリ”は“寒ブリ”と呼ばれる。1m以上あるものが特においしい。ヒラメやタイなども寒流で身がしまり、うま味が増す。 |
| 2月 | 淡水魚のコイも冬場が旬。ゴボウと味噌汁で煮た“コイこく”は、体を心から温め、古くから妊産婦や虚弱者の滋養物。ゴボウのアクがコイの毒消しの役目。 |